日体・筑波、雑感

4年生に強力なインサイド石川麻衣・胡 娜、さらに迫力フォワード乙顔華子と高橋伸素美を持っている日体大。こんなに早い時期にチームの色合いがハッキリ出ている。新人ガード堀川夏海が視野の柔軟性を活かして、日体の多彩なチームプレーを操れるようになったら無敵の存在になる。以前から言ってるのですが謙虚で礼儀正しく一生懸命、石川麻衣の魅力は学生バスケットの魅力。そのキャプテンと違った方法で、熱く鼓舞する乙顔華子が、勝つゲームへチームを誘導する。石川と乙顔が中心となってゲームを作っていける日体、今年もすごい。

筑波大は発展途上中、強烈な魅力を秘めたチームは関東選手権が実質的お披露目でしょう。いやー、さすがに筑波というチームディフェンスを早く見たいものですね。ひょっとしたら、去年と違った何かを築きつつあるのかな。ずっと注目してきた伊藤奈月が頼もしい。櫻田が抜けて、ここ一番で勝負する選手になってもらいたい選手ですが、持ち味のしたたかなペネトレイトをさらに磨いていました。楽しみで頼もしい存在です。すでに活躍している服部直子と宮本理沙がチームプレーこなれてくるでしょうが・・・いやー、楽しみですね。個性の違うガード有明葵衣と児玉美菜子の作り出す2つの世界を、ハッキリ差別化してチームが使いこなせるようになるかどうか。富士通船引かおりがベンチに下がった時、今美春がゆったり作り出すリズムをチームが活かしていく展開が思い出される。