早稲田リードガード 藤生喜代美

大学生活2つめのメジャー大会でした。早稲田大学が強豪の姿を見せ始め、関東の勢力図が変わり始めた。分厚い選手層を持った早稲田大学がこの先、関東をリードする存在になるか。藤生喜代美がプレーをつなぎ合わせるところの信頼感を醸成している。チームの色合いを作る部分で貢献しているのではないでしょうか。リーグ最終日の代々木で藤生喜代美に話を伺う機会を得た。
藤生喜代美 もう一度バスケットをやろうと決めて、早稲田で一緒にプレーさせていただけるようになったことに感謝しているんです。このチームに貢献したい。大きな目標を持っているチームなのでそれを達成するためにどういう事をしなければいけないかとか、どういう練習が必要であるかと。その方法を知らないチームだったのが春でした。自分はプレーヤーなので体現しながら伝えていけたらと思っていました。
トーナメントで松陰に負けて残念ながら早い時点で大会を終わってしまって。で、決勝を見に来たんですねこの代々木に。拓大と筑波。ちょっと、やっぱり早稲田とは力の差があるなというのを感じて。このチームと対戦したかったなと思いながら決勝戦を見ていました。
夏を越えてリーグ戦。夏の間に自分たちが作ってきたモノは、その筑波と戦える部分がありました。まだまだの部分もありますが。残りインカレ。限られた時間でどれだけ成長するか、もう一回みんなで気持ちとやることを合わせていきたいなと今思っています。

なんかち あと3シーズンを早稲田で過ごすんですけど、今のようにリーダーシップをとる藤生喜代美がすっかり目立たないようになるくらいチームに溶け込んでしまう。ということを目指しているのかなと見ていて思います。 
藤生喜代美 そうです。今日、武笠がコートの中で言っている声とかすごく嬉しかったですね。わたしがリードしなくても引っぱっていける選手が出てくることが嬉しいことです。