松蔭大学 小林夕紀恵監督

松蔭は専修との第2戦を勝利したことで、前半戦6勝2敗の成績で終えた。自力優勝をするために必要な成績を残している。対戦が終わっている白鴎に勝ち越していることも大きい。上位チームの、ここからの一戦一戦で松蔭の位置がどのように変わっていくか。松蔭大学ファンにとって、今年も胸高鳴る次節となりました。
前半戦を終えたばかりの松蔭大学小林夕紀恵監督にお話を伺ってきました。
前半戦最後となった専修大学戦は64−61と大接戦となりましたね
小林監督 受け身になってしまいました。1クォーターに自分たちのシュートを決めきれなかったですね。試合の出だしでシュートの形を作る、決めきるという事が出来ていませんでした。受け身になると、専修に試合の流れを運ばれてしまう。もう少し形になっているシュートを打ち切ることをしないと。点数が開くとか競るとかそういうことじゃなく、しっかりやることをやって出だしからゲームを作りたかったですね。
出だしは、普通のチームならあれくらいで充分なんですけどね。松蔭ではダメか。4ピリです松蔭の集中、素晴らしかった

そしたら、どうして最初にそれを出せないのという感じです。
うわーー。褒めてやってください4ピリの錦織静花と五十嵐えり
そうでした?そういうこともしましたね。
今のチームを作り始めてから2年ですが、同じメンバーですから去年の優勝を逃した経験を活かせますね
メンバー替わってないように見えるでしょう。ですが、大学のスポーツというのは必ず一学年抜けて、必ず新しい学年が入ってくるのでチームは一年一年変わるんです。今、ここで話していた彼女たちが去年の4年生です。そうやって、変わっている。良い意味でも悪い意味でも次の年に繋がらないと思っている。今年は今年で頑張らなきゃと思ってやっているんです。たまたま去年2位だった、一昨年2位だったということで今年も上位であるという証はありません。リーグまでに練習してきたものが良い形で出る時もあれば悪い形で出る時もある。一試合一試合勉強というか、他のチームから学ぶこともあります。自分たちのプレーを反省しながら一戦一戦たたかっているのです。そんな中で、もう2敗もしちゃっているんですけど。
白鴎には勝ち越していますよ
白鴎には勝ち越していますけど、負けてしまっているので松蔭が残り全勝しないと白鴎を上回ることが出来ない。ここからの松蔭は、成長している面とまだまだチームとして未熟な面と。一戦一戦が勉強なんです。
前から聞いてみたかったんですけど。強豪チームを作るって、どういう事なんでしょう
うーーん♪ むつかしいですよ。
小林先生は、ずーっと小林バスケットを貫いてますよね
メンバーが替わるじゃないですか。その年に居るメンバーに合う。そのメンバーでできる事をやろうとしているんです。絶対コレというのは無いです。もしも丹羽さんとか馬さんとかチームに居たらどうなるか。その一人一人の特長を活かしたプレーになると思う。今は、今のメンバーができる事を精一杯やって、勝てるように工夫してやっている。ただ、いつもちっちゃいので同じ事やっているように思われてしまうんですけどね。
五十嵐えりも荒木華那も錦織静花も、高校の時に有名であったり活躍していた子じゃない。それが松蔭でチャンスを得て、今やトップアスリートの激突の中で活躍しています。チームの核ですからね。
逆に言うと、一人一人の特長を伸ばしてチームを作らないとゲームが出来ないんです。
後半戦に向けて、試合の後どんなこと話しかけられましたか?
  秘密です゚・*:.。.ミ ☆♪
ありがとうございました。


激闘松蔭大学vs専修大学 お楽しみください。