萩原ヘッドコーチ

ここまで早稻田大学の6試合は、一戦一戦を丁寧に戦ってきている。チームの色合いが浮き出てきたか。萩原ヘッドコーチが作ってきた環境で、選手が表現できるようになってきたのかもしれない。
コーチは一人一人に考えさせる。『なぜ、貴女はバスケットボールをやっているんですか?』なかなか答えが出ない問いは、選手を自立へと促す。自分の力で立っている人間はぶれない。状況が変化し続けるコートの中に自ら状況を見て判断して動けてる5人。たまたま出来たのでなく、必然的に出来るようになる。そういう選手が育つ環境を萩原さんが作っている。学生バスケットの王道でしょうね。
勝たなければならない実業団のコーチを萩原さんがやってたら、理想と現実の狭間で早々に潰れていたかもしれませんが、ここはアカデミー。理想に向かわせることが指導者の仕事。学生の方は、大変かもしれない。ラクできない。付いていけば何とかなるわけではないのだから。