日本体育大学の潜在力

野田裕子

試合には負けましたが、玉川大学との試合で、第4ピリオドに猛烈な追い上げをするのです。この大会で気になっていた日体大のルーズボウルに対する意識が第4ピリオド変化しました。追いつめられて、動いた。
身体能力があって、戦術の徹底が一人一人に浸透すれば勝てる。これはそうです。しかしです。昨年リーグ戦で日体大が松蔭大に負けた試合を観て、勝つということは「勝つまでやり続ける」という単純なことなんだと。コーチも選手もそれぞれの仕事を勝つまでやり続ける。余分なモノは背負わない。背負ったら身体に無理が来ますよ。

写真は、大きな拓大の中の小さなチーム。ハッスルチームというそうです。真ん中がスターターで大活躍の#5前田優香、左3年生の#15井上早希、右が#13片桐由美、ここにはいませんが#12佐藤友美もそうです。チームの踊りもある。時々ベンチで片桐と佐藤が踊っています。見てください。
拓大と白鴎が試合前のコート練習を同じメニューで同じようなかけ声で始まった。何となく笑えたのはわたくしだけか。去年まで勝負所で、あわててしまうことが多かった拓大ですが、今回は落ち着いたプレーが印象的です。勝因はもちろんリバウンドの支配と、白鴎の#4花田裕美をファールトラブルにしたのが勝敗を決定づけた。それにしても白鴎の小川菜美子と花田裕香のスリーポイントはよく入った。前半のリードは彼女たちの活躍でした。明日も頑張ってください。

筑波は専修のことをよくわかっているという印象。昨日までの手探り状態で勝ち抜けたようなゲームとは違って、相手の出方が予想できていたような印象。バランスのとれた筑波のオフェンス。誰からでも点が取れる今の筑波です。