早稲田大学初のタイトル

春。関東選手権8強決め、早稲田大学松蔭大学の対戦でした。
早稲田76(24-22 15-20 16-14 21-13)69松蔭。
この試合に早稲田が負けていたら、精神的な建て直しに時間が掛かったかもしれない。2011早稲田の2冠は無かった。この試合、早稲田は気持ちの統一感を見せて勝利します。松蔭大学戦を終えて、藤生喜代美は「自分たちは残念ながら、一つ二つ上手くいかないと、あれっと。止まってしまう。それで流れが向こうに行ってしまうということでした。そこの場面を5人が乗り越えられたところが、今日すごく良かった。ルーズボールをあそこまで追いかけられたというのは変化だなと、わたしは思います。ベンチに居て、涙ぐむくらい嬉しかった。あれが出た瞬間、いけるなと思いました」前年、公式戦最後の試合がインカレ一回戦敗退。2011最初の大会で松蔭大学戦。試合の重要な場面に光山慈能の献身的な働きと丹羽裕美の踏ん張りがあった記憶がある。
試合後、早稲田はゆるやかに確かめ合うように優勝に向けて雰囲気を作っていった。優勝した経験の無いチームが、大きな声を上げることはしないが、ゆるやかな団結をしたと思います。自分を役立てるのが嬉しくなるような団結。統一感のようなものが現れていました。覆われていた曇りが綺麗に拭き取られたような感じで決勝リーグ拓大戦になる。4連覇を目指す拓大に決勝リーグで勝つ事が、早稲田の目標だった。
早稲田80(14-17 13-14 21-17 19-19 13- 7)74拓殖
ここでの本多真実がチームを支える猛烈なディフェンスで感動させられた。大事なところで本多真実スリーが2分の2。録音していた自分の声が震えていた。延長にもつれ込む試合だが、そこまでの早稲田ディフェンスがボディーブローのように拓大を消耗させていた。早稲田勝利。
春、完全優勝をする。早稲田大学初のタイトルを掴んだ。