早稲田大学の2011インカレ

2011リーグ戦、怪我人が戻ってくるまで萩原ヘッドコーチは、積極的に多くのメンバーを使った。その起用が、のちにインカレの連戦で役立つことになる。
インカレ初戦、全員得点。小原みなみや梶野夏希が流れを自分たちに引き寄せる役割を演じる。8強決めの鹿屋体育大学戦で梶野夏希は3分の出場でスリー1本、連続してコンビネーションで2本決めてチームが勢いづく。小原みなみはチームが体力的にきつい準決勝で20分走りまくって愛知学泉インサイドにプレッシャーをかけ続けた。大逆転にむすびつく布石となる。小原みなみは役割を果たした。小原みなみの活躍は、傳田みのりの決勝でのハイパフォーマンスにもつながったと感じています。傳田のスピード感は、決勝で絶頂になっていました。
2年生藤生喜代美
藤生喜代美の試合を読む力が早稲田を優勝させる一つの要素となっていました。決勝の前半、早稲田が先行するのだが人科ベンチは、第1ピリオド中盤にゾーンディフェンスに切り替えて、まあ仕掛けてきた。残り4分人科シューターがスリーを決めて追いつきます。残り3分50秒、人科ハーフコート2−3ゾーン、人科は先行逃げ切りの形を作りたい。ここで藤生喜代美は内外とパスをつながせてから傳田と桂がゴール下へ、藤生自らステップインからのジャンプシュート決めます。人科は田中友美が猛烈なドライブからのシュートアウト、リバウンドを藤生喜代美166センチとアベノキ180センチが競る。藤生喜代美アベノキの足下から圧力を加えリバウンドをヘルドボールにします。あのシーン。藤生喜代美の頑張り。相手の勝ちパターンを作らせなかった。藤生喜代美の頑張りは、光山慈能の粘っこいリバウンドショットへつながる。頑張りが手渡しでチームに広がる。桂葵がきっちりペイントでシュートを決め。早稲田は雰囲気をつないでいきます。こういう絆が、今年の早稲田に優勝をもたらしたのでしょう。